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乳歯のむし歯を放っておくとどうなるの?

滋賀県草津市の歯医者、Sono Dental Clinic おとな&こども歯科、院長の越後です。

今回は、「乳歯のむし歯を放っておくとどうなるの?」というテーマについてお話していきます。

結論

乳歯のむし歯を放っておくと、子どもの歯並びや大人になってからの歯の健康に大きな影響を与える可能性があります。むし歯が進行することで、痛みが強くなったり、歯を失ったりするリスクが高まるだけでなく、むし歯菌が他の歯や口腔内に広がり、健康に悪影響を及ぼすことがあります。また、乳歯は永久歯にとっての基盤となるため、早めの治療が不可欠です。

目次

  1. 乳歯のむし歯が進行することで起こる問題
  2. 乳歯がむし歯になりやすい理由
  3. 乳歯のむし歯を放置することのリスク
  4. 乳歯のむし歯の予防方法
  5. 乳歯のむし歯が進行した場合の治療法
  6. まとめ

1. 乳歯のむし歯が進行することで起こる問題 

乳歯がむし歯になった場合、進行するとさまざまな問題を引き起こします。最初は小さな穴でも、放っておくと、歯の中で細菌が増殖し、歯の神経にまで達することがあります。これは痛みを伴い、最終的には歯を失うことにつながります。

さらに、むし歯が進行することで、子どもの食事や発音、さらには顔の形や咬み合わせにまで影響が出ることもあります。歯を失うと、周囲の歯が移動して隙間が埋まり、永久歯の生え方に悪影響を与えることがあるのです。これにより、後々矯正治療が必要になったり、歯並びが悪くなったりするリスクが増します。

2. 乳歯がむし歯になりやすい理由 

乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄いため、むし歯になりやすい特徴があります。乳歯は比較的早く生え変わりますが、その間に十分なケアがされないとむし歯が進行しやすいのです。また、甘いお菓子やジュースなどをよく摂取すると、むし歯菌が活発に働きやすい環境が整います。

さらに、乳歯は小さく、歯と歯の隙間が狭いため、歯ブラシが届きにくく、むし歯が進行しやすい場所でもあります。これらの理由から、乳歯のむし歯予防はとても重要です。

3. 乳歯のむし歯を放置することのリスク 

乳歯のむし歯を放置すると、以下のようなリスクが発生します:

1. 歯の痛み

むし歯が進行すると、歯の神経にまで達し、激しい痛みが生じます。これは夜間に痛みが強くなることが多く、子どもの睡眠に大きな影響を与えることがあります。

2. 歯を失うリスク

むし歯が深刻になると、歯の神経を取り除く治療(根管治療)や、最終的には歯を抜かなければならない場合もあります。乳歯はあくまで「仮の歯」ですが、早期に抜けることで、永久歯の生え方や歯並びに悪影響を与える可能性が高くなります。

3. 口腔内の健康に悪影響

むし歯が進行すると、歯周組織に炎症を引き起こし、歯ぐきや周囲の骨にまで影響を与えることがあります。これが放置されると、歯を支える骨が弱くなり、他の歯にも影響が及ぶことがあります。

4. 将来の歯並びへの影響

乳歯は、永久歯が正しい位置に生えるためのガイドとなります。乳歯が早期に失われると、周囲の歯が動いて隙間を埋め、永久歯が正しく生えないことがあります。その結果、矯正治療が必要になることもあります。

4. 乳歯の虫歯の予防方法 

乳歯の虫歯を予防するためには、以下のポイントを実践することが重要です。

1. 定期的な歯磨き

子どもがむし歯にならないためには、毎日の歯磨きが欠かせません。乳歯用の小さな歯ブラシを使用し、食後にしっかりと歯を磨くことが大切です。特に寝る前の歯磨きは最も重要です。

2. 食生活の見直し

甘いお菓子やジュースの摂取を控えめにすることが予防に繋がります。食後には水でうがいすることや、甘いものを食べた後にすぐに歯を磨くことも有効です。

3. フッ素の活用

フッ素は歯を強化する作用があります。フッ素入りの歯磨き粉を使ったり、歯科医院でフッ素塗布を受けることも効果的です。

4. 定期的な歯科チェック

定期的に歯科医院での検診を受けることは、むし歯を早期に発見するために重要です。乳歯が生えたばかりの時期や、歯並びに問題がないかのチェックも行いましょう。

5. 乳歯のむし歯が進行した場合の治療法 

乳歯にむし歯ができた場合、早期に治療を行うことが大切です。進行具合に応じた治療方法としては、以下が考えられます。

1. 軽度のむし歯(初期むし歯)

初期のむし歯では、歯の表面が少し溶かされたり、着色する程度で済む場合があります。フッ素塗布や歯のクリーニングでむし歯の進行を防ぐことができます。

2. 中度のむし歯

進行してきたむし歯には、むし歯部分を削り、詰め物をする治療が行われます。この場合、痛みがないうちに治療することが望ましいです。

3. 重度のむし歯

神経にまで達した重度のむし歯の場合、根管治療や最終的には抜歯が必要となることがあります。

6. まとめ 

乳歯のむし歯は、放置してしまうとさまざまなリスクを引き起こす可能性があります。早期発見と早期治療が、歯の健康を守り、将来的な歯並びや健康を守るためには非常に重要です。乳歯のむし歯を予防するためには、日々の歯磨きと食生活の管理、定期的な歯科医院でのチェックが欠かせません。もしむし歯が進行してしまった場合でも、早めの治療を受けることで、健康な永久歯の生え方をサポートできます。