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知覚過敏ってなぜ起こるの?治るの?

滋賀県草津市の歯医者、Sono Dental Clinicおとな&こども歯科、院長の越後です。
今回は、「知覚過敏ってなぜ起こるの?治るの?」についてお話をしていきます。


結論:知覚過敏は「原因を正しく知り、早めに対処すれば改善・予防できる症状」です

「冷たい水がしみる」「歯ブラシが当たるとキーンと痛む」
こうした症状があると、「むし歯かも?」と不安になりますよね。
しかし、検査してみるとむし歯ではなく知覚過敏だった、というケースはとても多いです。

知覚過敏は放置すると悪化することもありますが、
正しいケア・歯科医院での治療・予防歯科の視点を取り入れることで、症状を軽減し、再発を防ぐことができます。

この記事では、
・なぜ知覚過敏が起こるのか
・本当に治るのか
・大人だけでなく子どもとの関係
・予防歯科や矯正治療とのつながり
まで、分かりやすく解説していきます。


目次

  1. 知覚過敏とはどんな状態?
  2. 知覚過敏が起こる本当の理由
  3. むし歯との違いを知ろう
  4. 知覚過敏は治るの?
  5. 歯科医院で行う知覚過敏の治療
  6. 自宅でできるセルフケアと注意点
  7. 予防歯科の視点で考える知覚過敏
  8. 子どもにも知覚過敏は起こる?
  9. プレオルソ・マウスピース矯正と知覚過敏の関係
  10. まとめ

1. 知覚過敏とはどんな状態?

知覚過敏の正式名称は「象牙質知覚過敏症」です。
歯は外側から、

  • エナメル質
  • 象牙質
  • 歯髄(神経)

という三層構造になっています。

通常、エナメル質がしっかりしていれば刺激は神経まで届きません。
しかし、何らかの原因で象牙質が露出すると、冷たい・熱い・甘い・風などの刺激が神経に伝わり、瞬間的な痛みを感じます。


2. 知覚過敏が起こる本当の理由

知覚過敏の原因は一つではありません。複数が重なっていることがほとんどです。

・強すぎる歯みがき

ゴシゴシと力強く磨くことで、エナメル質や歯ぐきが削れてしまいます。

・歯ぎしり・食いしばり

無意識の力で歯に負担がかかり、歯の根元にヒビ(アブフラクション)が入ります。

・歯周病による歯ぐき下がり

歯周病が進行すると、本来隠れている根の部分が露出します。

・酸による歯のダメージ

炭酸飲料、スポーツドリンク、柑橘類などを頻繁に摂ることで歯が溶けやすくなります。


3. 虫歯との違いを知ろう

知覚過敏とむし歯は症状が似ているため、自己判断は危険です。

知覚過敏虫歯
一瞬しみる持続的に痛む
刺激がなくなると治まる何もしなくても痛む
見た目に変化が少ない黒くなる、穴があくなど

違和感がある場合は、必ず歯科医院で診断を受けましょう。


4. 知覚過敏は治るの?

多くの方が気になるポイントですが、
知覚過敏は「治る・落ち着く」ケースが非常に多いです。

原因を取り除き、歯を守る環境を作ることで、

  • 痛みが出なくなる
  • 気にならない程度まで軽減する

ことが可能です。

ただし、放置すると慢性化することもあるため、早めの対応が重要です。


5. 歯科医院で行う知覚過敏の治療

歯科医院では症状に応じて以下の治療を行います。

  • 知覚過敏抑制剤の塗布
  • コーティング処置
  • 噛み合わせの調整
  • マウスピース(ナイトガード)の作製

特に噛み合わせの問題は見逃されやすく、改善することで症状が良くなることもあります。


6. 自宅でできるセルフケアと注意点

・知覚過敏用歯みがき粉を使う

即効性はありませんが、継続することで効果が期待できます。

・やさしい歯みがき

力を抜き、歯ブラシは鉛筆持ちがおすすめです。

・酸性飲食物の摂り方に注意

だらだら飲み・食べを避け、摂取後はすぐにうがいをしましょう。


7. 予防歯科の視点で考える知覚過敏

予防歯科では、

  • 定期的なクリーニング
  • 歯ぐきのチェック
  • 噛み合わせの管理

を通して、知覚過敏が起こりにくい口腔環境を作ります。

「痛くなってから行く歯医者」ではなく、
「痛くならないために通う歯医者」へ意識を変えることが大切です。


8. 子どもにも知覚過敏は起こる?

実は、子どもでも知覚過敏のような症状が出ることがあります。

  • 歯の生え変わり時期
  • エナメル質が未成熟
  • 歯並びや噛み合わせの問題

これらが関係していることも多く、小児歯科での早期チェックが重要です。


9. プレオルソ・マウスピース矯正と知覚過敏の関係

当院で取り入れているプレオルソは、
子どもの成長を利用して顎のバランスを整えるマウスピース矯正です。

噛み合わせが整うことで、

  • 一部の歯に過剰な力がかからない
  • 歯ぎしり・食いしばりの軽減

につながり、将来的な知覚過敏の予防にもなります。


10. まとめ

知覚過敏は、
「体質だから仕方ない」
「我慢するしかない」
症状ではありません。

原因を知り、正しく対処し、予防歯科の視点を取り入れることで、
症状は改善し、再発も防ぐことができます。

大人も子どもも、
歯を守る第一歩は「気づいたときに相談すること」です。

気になる症状があれば、ぜひ一度ご相談ください。
あなたとご家族の大切な歯を、長く守るお手伝いができれば幸いです