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休診日:月曜日午前・木曜・日曜(第2,4,5週)・祝日
滋賀県草津市の歯医者、Sono dental Clinicおとな&こども歯科、院長の越後です。
今回は、「子どもの仕上げ磨きはいつまで必要?」についてお話をしていきます。
仕上げ磨きの目安は一般的に小学校高学年(10〜12歳)頃までとされていますが、それはあくまで“目安”です。
大切なのは、「子どもが自分の歯をきちんと磨けているか」「習慣化できているか」というセルフケア力が育っているかどうかです。
つまり、年齢ではなく、“自立した歯磨き習慣が身についているか”を基準に考えることが、むし歯ゼロの成長に繋がります。
仕上げ磨きとは、子どもが自分で歯磨きをしたあとに、大人が仕上げとして行う歯磨きのことです。
乳歯はもちろん、生え始めの永久歯や歯並びがまだ整っていない混合歯列期は、磨き残しやすく、むし歯リスクも高くなります。
そのため、大人の手でチェックと仕上げをしてあげることが、子どものお口の健康を守る鍵となります。
理由は大きく3つあります。
実際に染め出し液で確認してみると、自分で磨いたあとのお子さんの口の中には、多くの磨き残しが見られることが少なくありません。
特に生えたての永久歯(6歳臼歯など)は、歯の表面が未成熟で、溝も深く、むし歯になりやすいです。
「毎日しっかり磨く」「ケアを受けることに慣れる」という習慣は、大人になってからのセルフケアや歯科受診への抵抗感を減らします。
仕上げ磨きは、乳歯が生え始めた頃からスタートします。
多くの保護者の方が気になるのは「いつ終えるのが正解?」という部分ですが、一律で何歳とは言えません。
ただし、日本小児歯科学会や歯科医師の間では「小学校高学年まで(12歳頃)は続けるのが理想」とされています。
その理由は以下のとおりです:
以下の3つのポイントが、仕上げ磨きを卒業できるかどうかの判断材料になります。
歯ブラシの当て方・持ち方・磨く順番が自然にできていて、磨き残しが少ない状態が続いているか。
保護者の声かけなしでも、自発的に朝晩磨けるかどうかは非常に大事な要素です。
歯科医院でのプロのチェックでも異常がなければ、セルフケア力が育っている証拠です。
年齢 | 特徴 | 仕上げ磨きの注意点 |
0〜2歳 | イヤイヤ期/乳歯が生え始める | 短時間で楽しく。無理に押さえつけず慣らすことを優先 |
3〜5歳 | 模倣・ごっこ遊びが好き | 「一緒に歯磨きしようね」で興味を引く。まだまだ自分ではうまく磨けないのでしっかり仕上げを |
6〜9歳 | 混合歯列期/小学校低学年 | 永久歯が生え始め、磨きづらくなる。寝る前の仕上げは必須 |
10〜12歳 | 手先が器用に/反抗期の入口 | 本人の責任感も育つ時期。時々染め出しチェックや夜だけ仕上げ磨きの継続を |
仕上げ磨きが不要になっても、以下のフォローは欠かさないようにしましょう。
特に、思春期はむし歯のリスクが再上昇する時期です。
気を抜かず「見守るケア」に切り替えましょう。
仕上げ磨きを嫌がるお子さんは多いですが、少しの工夫で楽しく続けることができます。
子どもにとって“歯磨きは親に甘えられる時間”でもあります。
コミュニケーションを取りながら、楽しい時間に変えていきましょう。
仕上げ磨きは、「何歳まで」と区切るのではなく、お子さんが自分の歯をきちんと守れるようになるまで続けるのが大切です。
基本の目安は小学校高学年まで。ただし、お子さんの成長には個人差があります。
ぜひ以下の点を参考にしてください:
子どものむし歯予防は、「家での仕上げ磨き」と「歯科での定期チェック」のダブルガードが効果的です。
お子さんの未来の笑顔のために、今できることを一緒に頑張っていきましょう!
Sono Dental Clinicでは、仕上げ磨きのやり方や、卒業の見極め方についても個別でアドバイスしています。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。