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ママが気になる!おしゃぶりと歯並びの関係

滋賀県草津市の歯医者、Sono Dental Clinicおとな&こども歯科、院長の越後です。
今回は、「ママが気になる!おしゃぶりと歯並びの関係」についてお話をしていきます。

結論

おしゃぶりは、使い方や卒業する時期を守れば、必ずしも歯並びが悪くなるわけではありません。

赤ちゃんにとって、おしゃぶりには気持ちを落ち着かせたり、眠りにつきやすくしたりするメリットがあります。一方で、長期間使用すると歯並びや噛み合わせに影響が出る可能性もあります。

大切なのは、「使うか、使わないか」ではなく、いつまで、どのように使うかです。

今回は、おしゃぶりと歯並びの本当の関係について、歯科医師の立場から詳しく解説します。


目次

  • おしゃぶりは悪いものなの?
  • おしゃぶりが歯並びに影響する理由
  • どんな歯並びになりやすい?
  • 何歳までなら大丈夫?
  • 指しゃぶりとの違い
  • おしゃぶりをやめるタイミング
  • 歯科医院でチェックするメリット
  • まとめ

おしゃぶりは悪いものなの?

「おしゃぶりは歯並びが悪くなるから絶対ダメ!」

そんな話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際にはそこまで単純な話ではありません。

赤ちゃんは、生まれつき「吸う」という反射を持っています。これは母乳やミルクを飲むために必要な大切な力です。おしゃぶりは、この吸いたいという欲求を満たし、不安を和らげる役割があります。

例えば、

  • 寝かしつけがスムーズになる
  • 外出先でも安心できる
  • 気持ちを落ち着かせられる

など、多くの家庭で育児を助けてくれるアイテムでもあります。

つまり、おしゃぶり自体が悪いのではなく、長期間続けることが問題になるのです。


おしゃぶりが歯並びに影響する理由

歯は、見た目以上に周りからの力に影響を受けています。

実は、

  • 舌の力
  • 唇の力
  • 頬の力
  • 指やおしゃぶりの力

これらが毎日少しずつ加わることで、歯並びは変化していきます。

おしゃぶりを長時間くわえていると、前歯が前へ押される状態が続きます。

すると、

前歯同士が噛み合わなくなったり、上あごの形が狭くなったりすることがあります。

これは一日だけでは起こりません。

「毎日」「何時間も」「何年間も」続くことで影響が出やすくなるのです。


どんな歯並びになりやすい?

おしゃぶりを長期間使い続けると、次のような噛み合わせになる可能性があります。

開咬(かいこう)

前歯が閉じず、上下にすき間ができます。

食べ物が前歯で噛みにくくなったり、「サ行」「タ行」の発音に影響することがあります。


上顎前突(出っ歯)

上の前歯が前へ出やすくなります。

転んだ時に歯をぶつけるリスクも高くなることがあります。


上あごが狭くなる

長期間、おしゃぶりが口の中にあることで、上あごの成長に影響が出ることがあります。

すると、

  • 歯が並ぶスペースが足りない
  • 将来、歯並びがガタガタになる

という可能性も考えられます。

ただし、すべてのお子さんに起こるわけではありません。

成長とともに改善するケースもあります。


何歳までなら大丈夫?

多くの小児歯科では、

2歳頃までには卒業を目指し、遅くても3歳頃までにはやめることがすすめられています。

なぜなら、

3歳頃から永久歯が生える準備が始まり、あごの成長も活発になるためです。

この時期までにやめられると、軽い歯並びの変化であれば自然に改善することも少なくありません。

反対に、

4歳、5歳と続いてしまうと、自然には戻りにくくなる場合があります。


指しゃぶりとの違い

保護者の方から、

「おしゃぶりと指しゃぶりならどちらがいいですか?」

という質問をいただくことがあります。

実は、指しゃぶりの方がやめるのが難しいケースもあります。

おしゃぶりは片付ければ使えませんが、

指はいつでもあります。

そのため、

寝る前だけだったものが、

気づけば昼間も吸ってしまうことがあります。

また、指しゃぶりは指を吸う強さにも個人差があり、強い力がかかるお子さんでは歯並びへの影響が大きくなることがあります。


おしゃぶりをやめるタイミング

急に取り上げる必要はありません。

お子さんにも心の準備が必要です。

おすすめなのは、

少しずつ使う時間を減らしていく方法です。

例えば、

  • 日中は使わない
  • 寝る時だけにする
  • 数日ごとに回数を減らす
  • 卒業の日を親子で決める

など、お子さんの成長に合わせて進めることが大切です。

無理にやめさせようとして強いストレスになるよりも、少しずつ成功体験を積み重ねる方がスムーズに卒業できることが多いです。


歯科医院でチェックするメリット

おしゃぶりを使っているからといって、すぐに心配する必要はありません。

ただし、

定期的に歯科医院で診てもらうことで、

  • あごの成長
  • 歯並び
  • 噛み合わせ
  • 舌の使い方
  • お口周りの筋肉の発達

などを確認できます。

歯並びは、生えてきた歯だけではなく、お口の機能や生活習慣も大きく関係しています。

早い段階で変化に気付くことができれば、生活習慣の見直しだけで改善できるケースもあります。

「まだ乳歯だから大丈夫」と思わず、お子さんの成長を一緒に見守っていくことが大切です。


まとめ

おしゃぶりは、赤ちゃんや保護者にとって心強い育児アイテムです。

一方で、長期間使用すると歯並びや噛み合わせに影響する可能性があります。

大切なのは、

  • おしゃぶりを必要以上に長く使わないこと
  • 2歳頃から卒業を意識すること
  • 遅くても3歳頃までにはやめることを目標にすること
  • 定期的に歯科医院でお口の成長をチェックすること

です。

「このまま使っていて大丈夫かな?」「やめるタイミングが分からない」と悩まれる保護者の方は少なくありません。

Sono Dental Clinicおとな&こども歯科では、お子さん一人ひとりのお口の成長や生活習慣に合わせて、無理のないアドバイスを行っています。

小さな不安でも、お気軽にご相談ください。お子さんの健やかな成長と、将来のきれいな歯並びを一緒に守っていきましょう。