| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00 - 12:30 | − | ● | ● | − | ● | ● | ● |
| 14:30 - 18:00 | ● | ● | ● | − | ● | ○ | − |
休診日:月曜日午前・木曜・日曜(第2,4,5週)・祝日
滋賀県草津市の歯医者、Sono dental Clinicおとな&こども歯科、院長の越後です。
今回は、「シーラントって何?いつやるべき?」についてお話をしていきます。
シーラントとは、奥歯の溝を歯科用の樹脂で埋めて、むし歯を予防する処置のことです。
特に6歳臼歯(第一大臼歯)や12歳臼歯(第二大臼歯)などの、深くて複雑な溝を持つ永久歯におすすめです。
むし歯になってから治療するのではなく、「むし歯になる前に守る」予防処置として行うのが最大のポイントです。
シーラントとは、奥歯の噛み合わせ面にある深い溝を、むし歯になる前に樹脂でコーティングする処置です。
使うのは、フッ素を含んだ歯科用のレジン(プラスチック)で、白くて目立ちにくいのが特徴です。
この処置により、歯ブラシの毛先が届きにくい溝を埋めることで、食べかすや細菌が入り込むのを防ぎ、むし歯の発生を大きく減らせます。
奥歯、特に6歳臼歯や12歳臼歯は、以下の理由で非常にむし歯になりやすい部位です。
つまり、「生えたばかりの奥歯は、一番むし歯になりやすい」という事実があります。
結論としては、奥歯が完全に生えた直後〜2年以内が最適です。具体的には以下のタイミングが目安です。
| 歯の種類 | 生える時期 | シーラントのタイミング |
| 6歳臼歯(第一大臼歯) | 5〜7歳 | 生えてから1〜2年以内 |
| 12歳臼歯(第二大臼歯) | 11〜13歳 | 生えてから1〜2年以内 |
| 乳歯(奥歯) | 2〜3歳 | むし歯リスクが高い場合に応じて検討 |
※どの歯にいつ行うべきかは、歯科医院での診察と判断が必要です。
以下のような場合には、シーラントが適さないことがあります。
ただし、これらは一時的な理由であることも多いため、経過観察をしながらベストなタイミングを見極めていくことが重要です。
初めての処置で不安な保護者の方も多いため、一般的な流れをご紹介します。
処置は約5分ほどで終了し、痛みはありません。
麻酔や削る処置も不要なため、低年齢のお子さんでも受けやすい処置です。
→目安として2〜5年程度といわれていますが、はがれることもあるため、定期的なチェックが必要です。
→完全ではありません。歯と歯の間や、シーラントの外側はむし歯になる可能性があるので、歯磨きは必須です。
→フッ素は歯の表面を強化するケア、シーラントは溝を物理的にガードする処置です。
併用することで、より高い予防効果が期待できます。
シーラントは、むし歯になりやすい奥歯を守るための“予防のカギ”です。
治療ではなく、「守るための処置」であり、削ることも痛みもありません。
正しくタイミングを見極めて行えば、お子さんの歯を長く健康に保つ大きなサポートになります。
ポイントをおさらいします:
Sono dental Clinicでは、お子さま一人ひとりの歯の状態に合わせて、最適なシーラントのタイミングをご提案しています。
「いつやるべき?」「まだ早い?」「本当に必要?」など、どんな疑問でもお気軽にご相談ください。